クリスタのクラウドを削除する方法6項目|容量不足を安全に整理する手順を迷わず進める!

スタイラスペンでタブレット上の文書を閲覧する手元の様子
作画ソフト

クリスタのクラウドを削除したいときは、最初に「何を削除したいのか」を分けて考えることが大切です。

クラウド上の作品、クラウド上の素材、アプリ設定のバックアップでは、削除する画面も注意点も異なります。

特に作品を同期やダウンロードしていない場合、クラウドから消すと別端末で開けなくなる可能性があります。

容量不足を解消したいだけなら、削除前にローカル保存やバックアップ状況を確認してから進めると安全です。

クリスタのクラウドを削除する方法6項目

液晶タブレットでイラスト制作を行うデジタルペンの使用風景

クリスタのクラウドを削除する操作は、作品、素材、アプリ設定、同期設定、端末保存、通信状況の6つに分けると迷いにくくなります。

単にクラウド容量を減らしたいだけなら、容量を使いやすい作品やアプリ設定バックアップから確認するのが近道です。

反対に、端末の中身を整理したい場合は、クラウド削除ではなくローカル作品や端末内素材の削除を確認する必要があります。

作品を削除する

クラウド上の作品を消したい場合は、CLIP STUDIO STARTから作品一覧を開き、クラウドタブにある作品を選択して削除します。

PCやタブレットでは削除したい作品にチェックを入れ、バケツのアイコンから削除する流れが基本です。

スマートフォンでは作品一覧のクラウドタブで対象を選び、メニューから削除を選ぶ形になります。

この操作で消えるのはクラウド上の作品なので、端末に同期またはダウンロード済みかどうかを必ず先に確認しましょう。

削除対象 クラウド上の作品ファイル
主な場所 作品一覧のクラウドタブ
確認点 端末保存の有無
注意点 未保存なら編集できなくなる恐れ

素材を削除する

素材を削除したい場合は、作品一覧ではなく素材管理からクラウドタブを開きます。

自作素材やアップロード済み素材が多い人は、作品よりも素材のほうが容量を圧迫していることがあります。

PCやタブレットでは素材管理のクラウドタブで対象素材を選び、バケツのアイコンから削除します。

スマートフォンでは設定から素材管理へ進み、クラウド内の素材を選んで削除する流れになります。

よく使うブラシやテンプレート素材を消すと作業環境の再現に困るため、使用頻度の低い素材から整理しましょう。

アプリ設定を削除する

クラウド容量がなかなか減らない場合は、作品や素材ではなくアプリ設定のバックアップが容量を使っていることがあります。

アプリ設定は、ワークスペース、ショートカット、ブラシ関連の設定など、制作環境を別端末へ引き継ぐためのデータです。

削除する場合は、CLIP STUDIO STARTの設定からクラウドを開き、アプリ設定を復元する画面で不要なバックアップを選びます。

古い端末名や不要になった環境のバックアップが残っているなら、そこから削除すると整理しやすくなります。

ただし、現在の作業環境を戻すために必要なバックアップまで消すと、設定の復元先がなくなるため注意が必要です。

同期を切る

クラウド容量を増やしたくない場合は、不要な作品や素材の同期を切ることも重要です。

同期ONのままだと、今後も更新データがクラウドに送られ、削除後にまた容量が増える原因になります。

作品一覧や素材管理では、対象データを同期するかどうかを切り替えられる項目があります。

端末だけで管理したいラフ、途中で使わなくなった素材、バックアップ不要な検証ファイルは同期OFFに向いています。

  • 下書きだけの作品
  • 一時的な確認用ファイル
  • 再配布素材の控え
  • 使っていない自作素材
  • 古い作業環境の設定

端末へ保存する

削除前に大切な作品を端末へ保存しておくと、クラウドを整理しても制作データを残しやすくなります。

クラウドタブの作品には、デバイスへ新規ダウンロードしたり、上書きダウンロードしたりする操作があります。

上書きダウンロードは端末側の編集内容がクラウド側の内容に置き換わるため、使う前にどちらが新しいか確認しましょう。

特にPCとiPadを併用している場合は、最後に編集した端末がどれなのかを思い出してから操作する必要があります。

不安な作品はクラウド削除の前に、別名保存や外部ストレージへのコピーも行うとより安全です。

通信状況を確認する

削除したのに反映されない場合は、通信が途中で止まっている可能性があります。

CLIP STUDIOには通信管理の画面があり、同期やアップロードの進行状況を確認できます。

削除直後に容量表示が変わらないときでも、少し時間を置くと反映される場合があります。

ログイン状態、ネットワーク接続、セキュリティソフトの影響を確認すると、クラウド操作の失敗を切り分けやすくなります。

容量不足のエラーが出る場合は、不要な作品、素材、アプリ設定を削除してから再同期を試しましょう。

削除前に知りたいクラウドデータの違い

タブレット画面に入力するスタイラスペンの手元アップ

クリスタのクラウド削除で失敗しやすい原因は、クラウド上のデータと端末内のデータを同じものだと思ってしまうことです。

画面上では同じ作品に見えても、クラウドにあるファイル、端末にあるファイル、同期対象の状態は分かれています。

削除前にこの違いを押さえると、必要なデータまで消すリスクを減らせます。

クラウド作品

クラウド作品は、CLIP STUDIOアカウントに紐づいてオンライン上に保存されている作品です。

別端末で続きを描きたいときや、端末故障に備えたいときに便利です。

ただし、クラウド上の作品だけに頼っている状態で削除すると、その作品を別端末で開けなくなる可能性があります。

クラウド作品を消す前には、対象作品が端末にダウンロード済みかどうかを確認しましょう。

種類 保存場所 削除時の注意
クラウド作品 オンライン 未ダウンロードなら危険
ローカル作品 端末内 クラウド削除では消えない場合がある
同期作品 端末とクラウド 更新差分に注意
過去バージョン クラウド側 必要なら先に取得

ローカル作品

ローカル作品は、PC、iPad、スマートフォンなどの端末内に保存されている作品です。

クラウドから作品を削除しても、端末に残っているファイルは別に管理されている場合があります。

そのため、端末の空き容量を増やしたいときは、クラウド削除だけでは目的を達成できないことがあります。

逆に、クラウド容量を減らしたいのにローカル作品だけを消しても、クラウド使用量は大きく変わらない可能性があります。

目的がクラウド整理なのか、端末容量の整理なのかを先に決めると操作ミスを避けやすくなります。

素材データ

素材データには、初期収録素材、自作素材、ASSETSからダウンロードした素材などがあります。

クラウドの素材管理に表示されるのは、主にクラウドにアップロードされた素材や同期対象の素材です。

ASSETSからダウンロードした素材は、CLIP STUDIO PAINTの素材パレットやCLIP STUDIOの素材管理から確認できます。

削除してよい素材を選ぶときは、制作中のブラシ、テクスチャ、テンプレートに使っていないかを見直しましょう。

  • 初期収録素材
  • 自作素材
  • ASSETS素材
  • ブラシ素材
  • テンプレート素材
  • ワークスペース素材

クラウド容量が減らない原因はどこにある?

タブレット画面に入力するスタイラスペンの手元アップ

クリスタのクラウドを削除したのに容量が減らないと感じる場合は、削除した対象が容量の主因ではなかった可能性があります。

作品を消したつもりでも、実際にはアプリ設定バックアップや素材が多く残っているケースがあります。

容量表示の反映に時間がかかる場合もあるため、対象、同期状態、通信状態を順番に確認しましょう。

作品以外が多い

容量不足と聞くと作品ファイルを疑いがちですが、クラウドには素材やアプリ設定も保存されます。

作品一覧にほとんどデータがなくても、素材管理やアプリ設定バックアップ側に容量が残っている場合があります。

特に複数端末で同じ環境を使っている人は、ソフトウェアバックアップが複数残っていることがあります。

作品を削除しても容量が大きく変わらないときは、素材管理とアプリ設定の両方を確認しましょう。

症状 確認場所 見直す対象
作品を消しても減らない 素材管理 自作素材
素材を消しても減らない クラウド設定 アプリ設定
突然容量が増える 同期設定 自動同期
表示が変わらない 通信管理 反映待ち

同期が残っている

不要なデータを削除しても、同期設定が残っていると再びクラウドにデータが送られる場合があります。

特に起動時や終了時に自動同期する設定を使っていると、意図せずクラウド使用量が増えることがあります。

クラウドを整理したあとは、今後も同期したい作品だけ同期ONにしておくのがおすすめです。

制作中の作品、別端末で描きたい作品、紛失したくない完成データだけを同期対象にすると管理しやすくなります。

一時ファイルや練習用データまで同期している場合は、削除より先に同期対象の見直しが効果的です。

反映に時間がかかる

クラウドの削除操作を行っても、容量表示がすぐに変わらない場合があります。

通信状態が不安定なときや、削除処理が残っているときは、画面上の数字だけで失敗と判断しないほうが安全です。

まずはログイン状態を確認し、通信管理で処理が残っていないか見てみましょう。

そのうえでCLIP STUDIOを再起動したり、少し時間を置いてから再確認したりすると状況を判断しやすくなります。

  • ログイン状態を確認
  • 通信管理を確認
  • クラウド画面を再表示
  • アプリを再起動
  • 時間を置いて確認

端末別に見る削除操作の注意点

タブレットで写真編集を行うスタイラスペンの操作風景

クリスタはPC、タブレット、スマートフォンで画面構成や操作名が少し変わることがあります。

削除する場所は大きく変わりませんが、メニューの出し方やアイコンの場所で迷う人は少なくありません。

端末ごとの特徴を押さえておくと、クラウド整理を落ち着いて進められます。

PCの場合

WindowsやmacOSでは、CLIP STUDIOを起動して作品一覧や素材管理からクラウドタブへ進む流れが分かりやすいです。

複数作品をまとめて選びやすいため、大量の古い作品を整理する場合に向いています。

削除前には、エクスプローラーやFinder上の保存場所も確認しておくと安心です。

外付けドライブや別フォルダーへ作品を移している人は、CLIP STUDIO上の表示と実ファイルの場所がずれることがあります。

端末 向いている作業 注意点
PC 大量整理 保存場所の確認
タブレット 制作中データの確認 上書き操作に注意
スマホ 軽い確認 画面の見落とし

iPadの場合

iPadでは作品制作とクラウド同期を同じ端末で行う人が多く、削除前の確認が特に大切です。

外出先で描いた作品をクラウドに上げ、自宅PCで続きを描く使い方をしている場合は、最新データの場所を必ず確認しましょう。

クラウド側が最新だと思って上書きダウンロードすると、端末側の編集内容が失われる可能性があります。

作品名だけで判断せず、サムネイル、更新日時、最近開いた端末を手がかりにして整理しましょう。

  • 最新編集端末
  • 作品の更新日時
  • サムネイルの内容
  • 同期ONの状態
  • ダウンロード済み表示

スマートフォンの場合

スマートフォンでは画面が小さいため、作品一覧、素材管理、設定画面の切り替えを見落としやすいです。

作品を削除したいのに素材管理を開いていたり、素材を削除したいのに作品一覧を見ていたりすると目的のデータが見つかりません。

スマホで削除する場合は、まずクラウド容量の確認だけ行い、本格的な整理はPCやタブレットで行うのも良い方法です。

どうしてもスマホだけで進める場合は、削除する前に対象名と保存状態を一つずつ確認しましょう。

誤タップが不安なときは、まとめて削除せず、不要だと確信できるものから少数ずつ消すのが安全です。

消してはいけないデータを見分けるコツ

タブレットで写真編集を行うスタイラスペンの操作風景

クラウド容量を空けたいときほど、勢いで古いデータを消してしまいがちです。

しかし、古い作品や素材の中には、将来の修正、再納品、ポートフォリオ作成で必要になるものがあります。

削除対象を決めるときは、使用頻度だけでなく再入手性と復元しやすさも基準にしましょう。

完成作品

完成作品は、もう描き終わっているように見えても、後から修正や差分作成が必要になることがあります。

依頼品、販売作品、同人誌原稿、ポートフォリオ用作品は、クラウドから消す前に別の保存先へ退避しておきましょう。

統合済み画像だけ残しても、レイヤー構造のある元ファイルがないと修正に時間がかかります。

完成作品を削除するなら、元ファイル、書き出し画像、参考資料の保存状況を確認してから判断しましょう。

残す優先度 データ例 理由
高い 依頼作品 修正対応がある
高い 販売用原稿 再出力が必要
中程度 練習作品 学習記録になる
低め 重複ファイル 整理しやすい

自作素材

自作素材は、一度削除すると同じ状態で作り直すのが難しい場合があります。

ブラシ先端画像、用紙テクスチャ、レイヤーテンプレート、コマ割りテンプレートは、作業効率に直結しやすい素材です。

ASSETSから再ダウンロードできる素材と違い、自分で作った素材はバックアップがないと復元が難しくなります。

削除する前に、現在の作品で使っていないか、別端末にも残っているか、エクスポートできるかを確認しましょう。

  • 自作ブラシ
  • ブラシ先端画像
  • 用紙テクスチャ
  • レイヤーテンプレート
  • コマ割りテンプレート
  • ワークスペース

設定バックアップ

設定バックアップは、容量整理では削除候補になりやすい一方で、作業環境を戻すための保険にもなります。

古いバックアップをすべて残す必要はありませんが、現在安定して使っている環境のバックアップは残しておくと安心です。

端末名、作成日時、使っていたバージョンを見て、明らかに不要なものから削除しましょう。

新しい環境へ移行した直後は、前の環境に戻したくなることもあるため、すぐに全削除しないほうが安全です。

容量を大きく空けたい場合でも、最低限ひとつは信頼できる設定バックアップを残しておくと復旧しやすくなります。

クラウド整理は消す前の確認で安全になる

描画アプリを表示したタブレットとスタイラスペン

クリスタのクラウド削除は、作品一覧のクラウドタブ、素材管理のクラウドタブ、クラウド設定内のアプリ設定バックアップを分けて確認するのが基本です。

容量不足を解消したい場合は、作品だけでなく素材や設定バックアップも見直すと原因を見つけやすくなります。

削除前には、端末へダウンロード済みか、最新データがどこにあるか、再入手できる素材かを必ず確認しましょう。

クラウドから消す操作と端末から消す操作は目的が違うため、容量を空けたい場所に合わせて作業することが大切です。

不安なデータはすぐに削除せず、別名保存や外部ストレージへのコピーを済ませてから整理すると安全に進められます。